目黒萌絵キャプテン! ― 2010/06/11 00:03
ネットニュースがカーリングの目黒萌絵選手の去就について報じている。正式には21日発表とある。目黒選手は北海道南富良野町出身、トリノ、バンクーバー2大会連続で冬のオリンピック代表。みちのく銀行所属でチーム青森のスキップ。■カーリングではキャプテンのことをスキップと呼び、多くの試合ではこのスキップの名前がそのままチーム名となる。従ってチーム青森はチームメグロだったのだ。スキップはチームの責任を全て負う。それだけにゲームを支配するかしないか、戦略、戦術の指揮、ラストストーンの重圧、そして、成功時の達成感などは何にも変え難いほどで、スキップこそカーリングの醍醐味だと言う人も多い。■カーリングに詳しい人から聞いた話によると、目黒選手は傑出した「ザ・スキップ」というべき選手なのだという。しかし、その競技キャリアは少し不運だったし、その実力、才能は意外に知られていない。■トリノ前、日本代表の若きスキップとして期待を集めていたのだが、ケガで戦線離脱。トリノ出場はなったが、小野寺、林らに重責を預ける形になった。リードとして出場したオリンピックもバンクーバーへの貴重な経験になるはずだった。スキップに復帰後、世界選手権4位など、実績をあげ、バンクーバー五輪前の国際試合では各国代表と互角以上の戦いを続けた。バンクーバーは大きなチャンスだった。夢ではなく現実味のあるチャンスだったが、結果的には惨敗だった。メディアには明るいキャラクターのマリリンこと本橋選手や新戦力の近江谷選手のことが話題にしやすかったが、力を結集して輝くネーミングと目黒が語った「クリスタルジャパン」の中心は目黒萌絵に他ならなかった。日本の女子カーリング史上最強の「チームメグロ」のスキップはアイスを去るのか。
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