カーリング裏話@名寄2011/02/23 21:04

カーリングの日本選手権を制した中部電力が行った優勝報告会(16日、長野)を伝えるニュースが「殺到する取材を全て断っている」とも紹介していた。チーム全体を尊重し、個別の選手だけにスポットを当てることに難色を示しているとのこと。徹底している。■そういえば名寄でこんなことがあった。予選リーグ最終日、翌日の取材予定について、大会の広報担当の方から「選手のインタビューはナシにできないか」という提案があった。大会も5日目に入り選手の負担を軽くしたい。優勝の決まる最終日は会見を設けるから、1日くらい会見なしの日を設けたいというものだった。■報道陣側からは、その日の勝敗については記事も書くし、放送もする。決勝に進むチーム、準決勝の顔合わせも決まる、当事者のコメントは欲しい。短くても、全員でなくても構わないので、何とか取材の機会は設けてほしいと要望した。■その結果、インタビューへの出席者は選手を代表してスキップの方ひとり、時間は5分程度となった。■翌日、女子は3位決定戦に回ることが決まった名寄協会を除く3チームのインタビューが行われた。ロコ・ソラーレのスキップの本橋麻里、チーム青森はスキップでサードの青田しのぶが取材のために時間を作ってくれて、インタビューに応じた。約束通りチームを代表して1人の出席だった。取材が難しいという印象の中部電力はどうだったか・・・。■プレーオフ1回戦(予選1位2位対決、決勝進出決定戦)を制した中部電力はスキップの藤澤五月ひとりではなく、メンバー4人がインタビュースペースに現れた。選手は揃って取材に応じた。今、思い返すとスキップひとりではなかったのは「チーム全体」を尊重する方針を貫いていたためだったのかもしれない。■会見終盤、対戦した本橋の印象に関する質問があったが、藤澤、市川が答えたところで時間切れになり、佐藤、清水は答えずインタビューは終了した。・・・あれで良かったのかなぁ。■ちなみに男子の敦賀信人(チーム常呂)もインタビューに答えた。自チームのこと以外の質問も多かったが、「カーリング界のPR部長」的な姿勢で失礼とも思える質問にも丁寧に応じる。同じ地区から日本選手権に進出したロコソラーレの存在が自分たちの励みにもなる、カーリング界全体が盛り上がるのは歓迎というようなコメントをしていた。さすが五輪選手である。スポーツ選手が発言することの大切さを理解している。

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