全日本実業団陸上2012/09/22 14:05

今年は福岡県の博多の森陸上競技場で行なわれています。21日から23日までの日程です。福岡空港からタクシーで1200円前後(3人で乗り合えば一人400円)。博多駅から無料シャトルバスも運行されています。■ロンドン五輪に出場した福士加代子、吉川美香、山本亮、高平慎士、高瀬慧、金丸祐三らも出場。実業団関係のオリンピック入賞者表彰も行なわれました。マラソンの中本選手は地元の子どもたちと記念のランニングと握手を行ないました。■五輪を逃した選手の意地、実業団対抗ならではのJrなどに出場する新しい力にも期待です。

次のステージへ2012/09/22 21:32

ロンドン五輪陸上男子5千メートル、1万メートルの2種目に出場した佐藤悠基(日清食品G)が五輪後、初レースに臨んだ。22日の全日本実業団対抗陸上の男子5千メートル。午前中の予選を13分56秒55で通過、夜の決勝では13分38秒51の4位(日本人トップ)。五輪後は休養し、今回は休み明けのレース。スピードの持続性など十分な状態ではないが、この日は2本、特に2本目をしっかり走るという狙い通りの走りができた。■レース後、五輪を終えた心境を聞かれ、「トラックでまだまだやり残していることもあるが、そろそろ次のステージも考えたい」とマラソン挑戦を示唆した。取材陣から「この冬?」「どの大会?」と急いた質問が相次いだが、「リオに向け4年計画で考えたい。まだ練習を始めた訳でもなく、具体的なプランはない」と直近の話ではなく将来に向けた気持ち、意識の点だと説明した。■「陸上を始めた頃からいつかはマラソンと考えていた。ロンドンでいろいろな刺激を受け、4年後はマラソンでという意識が高まった。適性があるのかどうかさえ分からない。いろいろな選手の例を参考にして挑戦し、成功したい」。「トラックのスピードを殺さずにマラソンをやりたい、マラソンをやるとトラックにも生きると思う」とも話し、平行した取り組みで進めていきたいようだ。■瀬古利彦、中山竹通もマラソンの記録を伸ばしながら1万メートルの日本記録を更新した。そのイメージをもっているのか。佐藤悠基だけでなくポスト・ロンドンに何かおもしろそうな雰囲気がある。■なお、全日本実業団の男子5千メートル優勝は13分21秒02でビタン・カロキ。ヱスビー食品のユニフォームを着た最後の優勝者となる可能性が高い。