女子アナカーリングチーム2012/09/17 03:08

日本初、通年型カーリング専用公共施設「どうぎんカーリングスタジアム」(札幌市豊平区)がオープンした。15日には開場式典、記念イベントが開かれた。カーリングの「熱」に触発され北海道文化放送(UHB)の女性アナウンサーもチームを結成、半年間、必死のトレーニングを積んだ。■開場記念のイベントがデビューの場となった。「やるからには『オリンピック』を目指す」と高い志を持ってはいるが果たして・・・。デビュー戦の相手は小6&中1の男の子4人組。1エンド限りの1発勝負に「有利な」後攻のハンデを貰ってゲームが始まった。■威勢のいい掛け声とは裏腹にやはり試合は勝手が違うのか、女子アナチームは大苦戦。ハウスになんとか止まった石は僅かに1つ。それも真上からみてやっと確認できるという数ミリ単位のギリギリセーフ。セカンドの中野アナは相手ガードの2つの石をハウスの中に入れて止める離れ業(!?)、ダブルテークアウトならぬ「ダブルテーク・イン!」。しかも自分の石は横に弾けてハウスの外。その時点で4対0の大ピンチに・・・

8エンダーのピンチ2012/09/17 03:25

UHB女子アナウンサーで結成したカーリングチーム「みちゅバチっ娘」デビュー戦は小学6年&中学1年男子チーム。セカンドが終わって暫定的に4対0のビハインド。■サードに入っても中学1年の鎌田くんが、TEE(中心)のすぐそばに止めるスーパーショット!この時点でハウスの中に石は6つ。その内、アナウンサーチームの石は中心から最も遠い1つだけ。暫定的に5対0の状態となった。■単なる5対0ではない。それまでに子どもたちが投じた6つの石は全て生きている。ハウス外の1つも手前にあるから、残り2投(アナウンサーチーム3投)で外からハウス内に入れば「8対0」、いわゆるエイトエンダー(Eight Ender)の可能性さえ残していた。それをどれほどの人が気づいていたか・・・。この窮地にサード、栗山アナが2投目を迎えた。

ミラクルショット2012/09/17 03:28

UHB女子アナカーリングチームは暫定的に5対0の大幅ビハインド。しかも相手に8エンダーの可能性も残している。この窮地に登場したのが、サード栗山アナ。その2投目にスーパーショットが生まれる。■ハウスの手前にある石の間を縫って中心へと近付く。鎌田くんが置いたナンバーワンストーンに当たり、少し押して止まる。最も内側に入った!。相手2つ。自チームもスキップの2つ、合わせて4つの石を残しているのだが、もう優勝したかのような大喜び。■一気に形勢が逆転した。が、同じライン、同じウエートで投げれば、ナンバーワンは再び子どもたちのチームに。しかもヒットアンドステイ、またはヒットアンドロールならば、7対0の状況にもなりうる。まだまだピンチ脱出とはいかないのだ・・・

更なる奇跡2012/09/17 03:33

カーリング、女子アナvs小中学生男子。サード2投目でナンバーワンに置いた女子アナチーム。しかし、まだ相手の攻撃しだいではすぐに7対0に再逆転される。■強気に攻めた小学6年生、戎君。少しオーバーウエート気味にいった。ハウス手前の石を潜り抜けたが、女子アナチームの石に触れることなく、無情にもまっすぐバックラインを通り過ぎた。この時点で8エンダーはなくなったが、まだ、相手2回、そして、自身最後の石にチャンスは残されている。1度、投げたのでラインとウエートの感覚もインプットされたはずだ。■しかし、再びミラクルが起きる。女子アナチームのスキップは榊アナ。ナンバー1の石と少し離して、反対側にナンバー2の石を置く作戦をとった。ところが、投じたショットはかなり弱い。ハウスの手前で失速し、止まった。完全なミスショットなのだが、ラインを見ていた男の子チームの戎君。頭を抱えてのけぞった。他の男子3人も肩を落とす。何とハウスの中央に向かうルートを塞いでしまったのだ。

世紀の大逆転・・・2012/09/17 03:38

相手にエイドエンダーにされるピンチにまで追い込まれながら、奇跡の連続で挽回した女子アナカーリングチーム。暫定的に1対0の最小リードながら相手、男子小中学生チームを追い込んだ。子どもたちに残された道は狭い間を正確に抜けていくか・・・といっても氷の曲がりなどから、ナンバー1を奪える保証はない。いっそのこと、ライン上にある、かなり手前の石をヒットさせ、おハジキのように中心にいれてナンバー1にするか・・・これには相当なパワーウエイトが必要で、小学6年生の力では難しい。■先攻の小6中1混合チームの8つ目の石は・・・。その模様は17日(月・祝)午前9時55分からの「カーリングフェスinSAPPORO」、および火曜深夜の「アナガチ」で放送される予定。