マラソン2013/12/01 11:30

フリーライターの寺田辰朗さんにお会いした。私のブログが滞っているためか「陸上ネタを」とリクエストされた。・・・すみません。最近、書いていませんね。陸上だけでなく、ブログ全般。◆2020年の五輪が東京に決まったあとの、国内主要マラソンが始まった。先月は横浜で女子。きょうは福岡で男子。変わること、変わらないこと、いろいろな視点で注目。◆

苦しいときもスマイル2013/12/05 02:13

アイスホッケー女子日本代表、スマイルジャパンのソチ五輪メンバー21人が決まった。3月25日のこのブログで書いた近藤陽子が長野以来2度目の五輪代表となった。◆オリンピックのベンチ入りは20人。ただゴールキーパーはボジションの特異性からベンチ入りが許される2名プラス1名、計3名が認められていて、試合ごとにスタメン、ベンチの選手を変更できる。その制度もあり、ポプラトメンバー以外で小西あかね(高3)が代表入りした。◆小西は五輪代表の人数が分からなかったので、不安もあったと自身が選ばれた喜びと安堵感を口にしたが、それ以上に、選ばれなかった選手の分もと責任の重さ、仲間への思いを話した。◆飯塚監督が悩み抜いて決めた21人、発表の席にいた飯塚監督の表情からも悩み抜いた結論だったことを伺わせた。憔悴しているように見えた。発表された代表を見て、筆者もショックを受けた。青木亜優子の名前がなかった。◆ムダなことなどない。幾多の苦難の先に、栄光はある。大ケガから復帰した近藤。一度は引退しながらカムバックした久保。苦しくても信じて笑顔ですすむ。諦めない。チャレンジ・・・。スマイルジャパンの信条である。

ソチへ 心つないで2013/12/27 01:58

スキージャンプ高梨沙羅、カーリング小笠原歩&船山弓枝、そしてアイスホッケースマイルジャパンを題材にした番組を12月28日(土)午前9時55分から北海道内で放送する。◆ほぼ、制作作業は終了し事前視聴をした。じんわりと目頭が熱くなる番組になっている。

ソチへ 心つないで 本日放送2013/12/28 04:47

「ソチへ 心つないで」12月28日(土)午前9時55分から北海道内で放送。◆ウインタースポーツを取材し続けている田中ディレクターが、企画、構成も担当。ドイツのフュッセンにまでカーリングの応援に行き、帰国して一気に編集に入った。◆人員の少なさ、制作日程もそうだが、予算の関係もあり、番組用のロケ、撮影は殆どできない。日々のスポーツニュースを切り貼りさせるような環境だった。それなのにじんわりとアスリートの心を描き出してくれたと感じる。◆この感激は何なのだろうと考えた。おそらくスポーツやアスリートへの敬意。そして愛情が込められているからだろう。いろいろな人の顔が、そして「思い」が浮かんできた。編集の2人にも感謝。◆心配なのは、同じ視線の高さで見てもらえるかどうか。愛情が深く、思い入れが強いぶん、平易さが足りないとか、視聴者を置き去りにしてしまうとか、行間に込めたメッセージに気づかれないとか・・・。説明の有無、分かってもらえるであろう線引き、そうした点に自信が持てない。◆番組内容は2014年ソチ五輪を目指す、スキージャンプ、カーリング、アイスホッケーの北海道女性アスリートを追ったスポーツドキュメント。

シェーン!Go to Sochi &Take me Sochi !2013/12/28 19:00

緊張で押しつぶされそうだった。高校3年生のウィリアムソン師円(山形中央高、北海道浦河町出身)はスピードスケートのソチ五輪代表選考会男子5000メートルで優勝、事実上の五輪代表を決め告白した。「感情を表に出すタイプではない」という18歳だが、このときだけはフィニッシュ後、涙を流した。レースで泣いたのは初めて「安堵の気持ちが溢れ出た」。◆今季5000メートルに転向10月の距離別選手権、いきなりワールドカップ代表を勝ち取る。そのワールドカップでオリンピック代表枠を日本にもたらした。そのときから「オリンピックに出ると決めていた」。そのイメージを現実にするのがこの日のレースだった。◆「自分がこれまで好成績を出したのは、気楽な気持ちで滑ったときのものだった」、「狙って勝つことは難しい」。大会前は緊張で吐きそうになった。いつもとは全く違った。試合前もナーバスになっていた。レースでは思うよなラップが刻めない、既に滑り終えているライバルたちに追いつけるかどうか、不安になった。それでもラストは自分が一番強いと信じて滑った。残り2周くらいで、もうダメだと思ったが、お世話になった人、周囲の人のことが思い浮かび最後まで頑張ることができた。◆最初に思い浮かんだのは浦河のおばあちゃんの顔。初めてスケートをやったときリンクに連れて行ってくれた。手本を見せると氷にのったおばあちゃんは、すってんコロリン!「こうゆのはダメよ」と笑って教えられた。忙しくしている両親に代わって一緒に時間を過ごした。「シェーン、私が生きている間にオリンピックに連れて行っておくれよ」。明日の正式発表でおばあちゃんの願い、約束を果たす。◆前半は32秒台。通過順位も二桁、タイム差もあった。3000メートルから一気にペースアップ。30秒台を刻み、周回ごとに通過順位を上げ、フィニッシュでは遂に1位に。ラップを落とさない、粘るという日本長距離のイメージを覆すビルドアップ、終盤突き進むレースは圧巻だった。

エムウェーブ2013/12/31 22:16

スピードスケートのソチ五輪代表選考会に行ってきた。初めてのエムウェーブだった。1998年の長野五輪の期間中、長野に滞在していたが清水宏保の金メダルは、JR長野駅の構内にあった大型ビジョンで見ていた。東口にあるバス乗り場の長い列に並んで白馬にも行ったが、エムウェーブのものは全て画面を通してだった。「オリンピックおじさん」と異名をとる小生だが、エムウェーブ未経験と知った周囲のスタッフは驚いた様子。「行くしかないですよ」と促され実現した。やはり何か意味がある。岡崎朋美のラストランを直に見ることができた。今年は帯広、札幌のジャパンカップにも行った。帯広では誰よりも早く会場入りし準備する姿を見た。私が取材したわけではないが、2011年復帰の年のインタビューで「歓声が追いかけてきた」と満員のスタンドでメダルをとった長野の話が印象ぶかい。エムウェーブ内には五輪展示コーナーがあり、ちょっとした冬のスポーツミュージアムのようになっている。岡崎の写真、銅メダルを獲得後会場を回る映像も流れていた。今回、観客に挨拶するようにリンクを1周した。五輪のようにとまでは言わないが、もっともっと多くの人に見届けてもらいたかった。◆ソルトレークのオリンピックオーバル、バンクーバーのリッチモンド・オリンピックオーバルにつれていってくれたのは日本のスケーターたちだった。◆今回、エムウェーブにつれてきてくれたのは、高木美帆選手だったような気がする。シーズン始めのような状況ではなかったが、何かが足りなかった。土壇場で大逆転を期待したが・・・。◆勝負の世界はいつも残酷だな。そう思うことも沢山あった長野だった。