ジャンプ日本代表選出注目点2009/12/23 15:05

▼全日本スキー連盟ジャンプチーム代表選考方針:「W杯ランキングおよび国内大会の成績を参考にしてコーチ会議で決定」。ただし、シーズンインに際し、「W杯メンバーのうち、W杯得点の上位5人から五輪代表を選ぶのが基本」と選考姿勢を示していた。▼現在のW杯ランキング:伊東大貴選手が9位(エンゲルベルク3位はじめ10位以内4回)、栃本翔平選手が20位(個人開幕6位など)、葛西紀明選手が22位(4試合でポイントを獲得できる30位以内)。竹内択選手は45位(6試合でポイントを獲得したのは27位が2回)、湯本史寿選手は51位(28位で3点を上げた1試合のみ)。▼今季の経過:◎雪上開幕前◎W杯遠征メンバー入りが第1関門だったため、前シーズンの成績をもとに編成された全日本メンバーの岡部、葛西、湯本、伊東、渡瀬、栃本、竹内、作山の8選手を中心に遠征メンバー入りが争われた。復活を目指す船木和喜選手がサマージャンプ国内大会で優勝、W杯同格のサマーグランプリ(SGP)でも好成績を上げ、W杯遠征メンバー入りが期待されたが、海外SGPやW杯メンバー選考に重要視されたサマージャンプの国内最終戦でも決定打を放てずメンバー入りを逃す。◎雪上開幕シリーズ◎W杯には葛西、岡部、伊東、栃本、竹内、湯本が選出された。メンバーの入れ替えは雪上開幕シリーズ(W杯第2ピリオド)後、ジャンプ週間(W杯第3ピリオド)参戦メンバーの入れ替えの可能性もあり、下部大会のコンチネンタルカップや名寄の国内開幕2連戦からW杯代表入り再挑戦に名乗りを上げる選手が登場するのか注目された。コンチネンタル杯では船木、渡瀬、作山の3人がポイントを獲得したが国別枠に関係なくW杯出場できる上位には届かなかった。帰国直後のコンチネンタル組も参戦した名寄2連戦は東輝が優勝と2位、吉岡和也が12位と優勝。コンチ組は小山内(2位と20位)、山田(3位と6位)、渡瀬(4位と5位)、作山(7位と3位)、船木(8位と12位)という結果だった。◎不測の事態◎ジャンプ日本代表の決定は当初ジャンプ週間最終戦6日までの結果を受けて事実上、決まる見込みだったが、ヨーロッパの雪不足による試合数減少、期待された岡部のケガの回復具合など選考材料の不足や新たに検討事象が出てきたことから5人と見られている五輪代表の結論は、先送りとなった。◎今後◎W杯遠征メンバーがジャンプ週間でどのような成績を上げるのか。1月3日の雪印杯から始まる国内大会、特にW杯遠征メンバー帰国後の9日、10日に大倉山で行われる国際ジャンプの成績。なにより岡部選手の腰痛の状況が注目される。

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