3月25日バッケンレコード記念日 ― 2010/03/26 15:15
きのう、3月25日は特別な日です。2005年のこの日、大倉山で行われた伊藤杯ナイタージャンプで金子祐介選手が145メートルの大ジャンプをしました。国内最長不倒でもある大倉山のバッケンレコードです。トリノ五輪のプレシーズンの締めくくり、あれから5年の月日が流れました。トリノ五輪も終わり、その次ぎのバンクーバー五輪シーズンも幕を閉じます。この5年の伊藤杯ナイターについて思い返すと・・・■2006年はトリノから1ヶ月、原田雅彦選手、宮平秀治選手らの引退試合でもありました。原田選手の引退会見、ラスト宮の森(キャンセル)、引退試合と慌ただしい年度末でした。■2007年は札幌で世界選手権が行われた年です。世界最高の舞台を整えるため、エンカル(塩化カルシウム:塩)なども使いジャンプ台を整備しました。科学薬品を使うとその後のコース整備は難しくなります。暖冬の影響もあり大倉山はコンディションを維持できなくなりナイタージャンプは宮の森、大倉とも早々に中止が決まりました。このシーズン大けがから復帰した金子選手を誘って大倉山のラムダイニングで食事をしたのが3月25日でした。■2008年の伊藤杯は金子選手の引退試合となりました。2年前の原田選手のときのような多くのカメラが熱く取材攻勢を展開しました。レコードホルダーのラストジャンプというだけでなく、困難を乗り越えた姿を伝えようとしたからでしょう。■2009年の伊藤杯は女子ジャンプのパイオニア山田いずみ選手の引退がクローズアップされました。山田選手は最後の試合も優勝で飾りました。直前のワールドカップで世界最年長優勝を果たした岡部孝信選手が男子の優勝。世界選手権のジャンプ団体銅メダル、加藤、湊選手が複合団体金メダル報告も行われました。去年の3月25日は内輪の話ですが「バッケンレコードを越えて」の社内報告会がありました。■そして、バンクーバー五輪を終えた今年の大会は20日に行われました。大倉山で行われるようになってからは例年、W杯もすべて終わった3月最後の週末に開催され、海外遠征メーンバーも殆どが顔を揃えた選手総会のような大会でしたが、暖冬の影響でしょうか、それともプロ野球開幕との兼ね合いでしょうか、W杯最終戦と同じ日でしたので、葛西選手、伊東選手、栃本選手らは出場しませんでした。内容は21日にアップしたブログに書きました。葛西選手らは23日(火)に帰国しました。■今シーズンが終わり、また新しい春がやってきます。滑り出したら止まることはできません。また1歩前に進みましょう!
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