ソチ五輪6つの新種目2011/04/07 00:06

女子ジャンプ、スケートのフィギュア団体、フリースタイルスキーのハーフパイプなど、ソチオリンピックで新たに採用する6つの競技を決めた。ロンドンで開催されたIOC理事会で。■2014年のソチ五輪で新たに加わる6つの競技種目は次ぎの通り。①②フリースタイルスキーの男子ハーフパイプ、および女子ハーフパイプ③ノルディックスキーの女子ジャンプ④バイアスロン男女混成リレー⑤スケートのフィギュア団体⑥リュージュ団体リレー■フリースタイルスキーのハーフパイプ:スノーボードでお馴染みのハーフパイプをスキーで滑る。ルーティンやアクロバティックなエアなどのポイントで競う。■女子ジャンプ:男子同様2回のジャンプの飛距離点、飛型点の合計で競う。使用する台はノーマルヒル。ノーマルヒルはかつて70メートル級といわれたもので、現在K=90前後で、HS(ヒルサイズ)85mから109m。助走や滞空時間がラージヒルよりも短いことから、基本的な技術の正確さや踏切のパワーがより求められると言われている。■バイアスロン男女混成リレー:1チーム男女2人ずつ計4人でおこなうリレー。■スケートのフィギュア団体:スケーターは6人、男女のシングル、ペア、アイスダンスの総得点を競う。■リュージュ団体リレー:ダブルス、女子シングル、男子シングルの3つのレースの合計タイムの速さを競う。

飛び上がるほどの喜び2011/04/07 15:28

久しぶりに明るいニュースだ。2014年にロシアのソチで行われる冬季オリンピックに新たに加わる6つの競技種目が6日、決まった。なかでも女子ジャンプは長年、国際舞台に働きかけながら扉が閉ざされていただけに喜びはひとしおだ。■日本の女子ジャンプの歴史は山田いずみ(神戸クリニック、2009年3月引退)さんによって切り開かれてきた。山田さんは大変感激している。五輪正式採用で海外勢の競技レベルが上がるのは必至。今後、どう日本勢が強化をすすめていくのか・・・その点にも気にかけている。■14歳の高梨沙羅(上川中学3年)は7日朝、母親から正式決定の知らせを聞くと「踊り出したくなるくらいうれしかった」そうだ。141メートル(ラージヒル)の女子国内最長飛行の記録保持者は、海外メディアも注目するほどのメダル候補、多くのジャンプ選手が通る成長期に起きるジャンプの変化に対応できるかなど課題克服と世界の進化を追い越していく更なる飛躍が期待される。■16歳の伊藤有希はスピードスケートの高木美帆、フィギュアの村上佳菜子と同世代。世界選手権で初めて女子ジャンプが実施されたときに中学2年で日本代表に。この2年、身長、体重の変化に苦心した(ジャンプはルールで身長や体重によって板の長さが規定されている)が、2010ー2011季は世界ジュニアで日本女子初のメダル獲得、コンチネンタル最終戦優勝など世界に肩を並べるところにある。夢が目標になった今、「五輪実現は先輩方のお陰」と感謝の気持ちを新たにした。