小林範仁「さん」2011/04/14 23:26

この人、かなりの男前、「笑顔の似合うアスリートですからね」と言うと、本人は「『元』アスリートですけどね」と言って笑う。■2009年世界ノルディック選手権、複合団体金メダルアンカー。小林範仁選手は2010/2011シーズンを最後に引退した。6年過ごした札幌を15日立ってふるさと秋田に帰る。「札幌はスキー選手としても良い思い出が多い。選手として恵まれた日々を過ごせたのも札幌があっていたからかな」と振り返った。そして、「何より多くの素晴らしい人たちとの出会いがあった」。■選手生活の一番の思い出は「どれか1つは難しい」そうだが、バンクバー五輪個人ノーマルヒルの後半距離で先頭に立った場面を聞くと「今でも思い出すと興奮しますね、世界のトップの中で先頭にたったこと・・・、メダルを穫れなかったのも自分らしかった」と茶目っ気な表情を浮かべた。■今後は新たな人生に踏み出すが「これからもいろいろな人に支えられていくのだと思う。どんな時も『笑顔』でいたいですね」と何があってもポジティブな姿勢を忘れず未知の世界に飛び込む。