地域スポーツ ― 2011/10/11 11:44
11日、国体最終日。陸上競技では福島千里選手がアンカーをつとめた北海道が成年少年共通女子400リレーで優勝した。国体の陸上リレーは14-16歳(中3高1)の少年B、16歳-18歳(高2高3)の少年A、そして18歳以上の成年がバトンをつなぐ。北海道チームのリレー成績を調べてみると福島選手も中学3年で少年Bでメンバー入りし、高校時代に2度(少年Bと少年A)、そして北海道ハイテクAC入りした高校卒業後毎年出場している。■福島がリレーメンバーで初優勝した04年は北風からバトンを受けているし、翌年は当時高校1年だった寺田が1走、2走を北風、そして3走が福島と現在、同じ北海道ハイテクACに所属する3人がバトンを渡して北海道2連覇。更に前回優勝の07年の秋田国体でも2走北風、3走福島、アンカー寺田というオーダーだ。■こういう記録をみると中高生が全国規模の試合やトップ競技者との交流を通じて多くのことを経験し、新たに目標を持ったり、成長したりする貴重な機会になっているのだなと感じる。開催地は特にそうだが、各都道府県も少なからず国体強化の合宿などを行う。極短い間かもしれないがトップ選手と身近に接することの意義は大きい。■若い才能の掘り起こしの機会になっているだけではない。一部の人気競技を除いては学校スポーツ以外のところでは競技を続ける環境は殆どない。ジプシー選手などの問題も指摘されているが、例え一時的だとしても国体対策で地方にチームが出来たり、自治体の支援予算が組まれたりすることで、競技環境を確保できることもあるのではないかなあと・・・。
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