苦しいときもスマイル2013/12/05 02:13

アイスホッケー女子日本代表、スマイルジャパンのソチ五輪メンバー21人が決まった。3月25日のこのブログで書いた近藤陽子が長野以来2度目の五輪代表となった。◆オリンピックのベンチ入りは20人。ただゴールキーパーはボジションの特異性からベンチ入りが許される2名プラス1名、計3名が認められていて、試合ごとにスタメン、ベンチの選手を変更できる。その制度もあり、ポプラトメンバー以外で小西あかね(高3)が代表入りした。◆小西は五輪代表の人数が分からなかったので、不安もあったと自身が選ばれた喜びと安堵感を口にしたが、それ以上に、選ばれなかった選手の分もと責任の重さ、仲間への思いを話した。◆飯塚監督が悩み抜いて決めた21人、発表の席にいた飯塚監督の表情からも悩み抜いた結論だったことを伺わせた。憔悴しているように見えた。発表された代表を見て、筆者もショックを受けた。青木亜優子の名前がなかった。◆ムダなことなどない。幾多の苦難の先に、栄光はある。大ケガから復帰した近藤。一度は引退しながらカムバックした久保。苦しくても信じて笑顔ですすむ。諦めない。チャレンジ・・・。スマイルジャパンの信条である。

2020 TOKYO2013/09/08 10:08

9月7日@ブエノスアイレス(アルゼンチン)で開かれているIOC国際オリンピック委員会の総会で2020年のオリンピック、パラリンピックの開催地が東京に決まった。

手袋パフォーマンス2013/01/19 14:42

注意も必要。◼1月13日、父親の誕生日にワールドカップで優勝したスキージャンプの高梨沙羅選手。手袋にハピバスデーと英語で手書きしておいたものをカメラにかざした。日本にいた父 寛也さんはサプライズに嬉しそうだったという。家族思いの心あたたまるエピソードだ。◼スキー選手の手袋パフォーマンスは今回に始まったことではない。3.11を遠征先で知った選手たちは日本語で日本へのメッセージを書くなどした。■ノルディックスキー複合の小林範仁選手(現在は引退し秋田テレビ勤務)がフジテレビの番組「ジャンク・スポーツ」で明かしたエピソードは、トリノオリンピック(2006年)で当時、おつきあいしていたガールフレンドに向け手袋に書いたメッセージを国際映像に見せたというもの。話のオチは、そのあと「破局しました」。その小林選手、2011年の世界ノルディックを最後に引退。ここでも手袋に「ありがとう」と書いてカメラに見せた。■メッセージではないが、1998年の長野オリンピックや2007年の世界選手権の団体で、控えに回った選手の手袋やハイネックのインナー、ヘルメット、ゴーグルを出場選手が身につけ一緒に戦ったということもあった。サッカーでユニフォームを2枚重ねて、ゴール後、重ねていた背番号を見せたという逸話に共通する話だ。■ただ、メッセージの内容が公序良俗に反したり、政治的な発言や商業目的のものとなるとオリンピック憲章やアマチュアリズムの点から厳しく制裁を受けることもある。確信犯ならともかく、悪ふざけ、悪ノリ、またはルールをよく知らずにやってしまうことのないよう注意したい。

北海道スポーツ2013年の注目点2013/01/04 01:34

★☆★☆国内ラージヒル開幕戦2013UHB杯ジャンプ1月6日(日)★☆★☆今年の北海道スポーツの注目点、期待、希望ベスト8を勝手にチョイス!①北海道日本ハムのルーキー大谷翔平投手の活躍は!②ソチ五輪、日本選手団の陣容③WBCでスタート、プロ野球界④移転10年!日本ハムは!?パリーグ連覇、日本一への挑戦!⑤J2再スタート、財前コンサドーレ若さで挑戦⑥女子プロゴルフ北海道シリーズ⑦バレーなど国際大会が北海道で開催!⑧福島千里の新たな挑戦!【番外】北海道マラソンの進化の行方■①の大谷投手、これはもう説明の余地はないですね。■②ソチ五輪まで1年、今季の戦いによってカーリング、女子アイスホッケーなど日本の出場の可否が決まるほか、世界の勢力図、日本選手団の陣容がクローズアップされていきます。今年11月から12月にかけて殆どの競技団体の日本代表が決まります。1年後ではなく、もう戦いは始まっています。スキー高梨沙羅、スケート高木美帆ら注目選手も多彩。東京が立候補している2020年の五輪開催地決定も含め「五輪」の話題から目が離せません。■③「日の丸」「日本代表」といえば野球の世界一を決するWBC、ワールドベースボールクラシック。日本は3連覇がかかります。日本ハムからも何人かが代表に選出されるでしょう。各選手のシーズンスタートも早まります。■④もちろん、ファイターズの動向から目が離せません。新体制で臨む栗山監督のサプライズ采配も楽しみです。■⑤2012年は苦杯をなめ続けたコンサドーレ、財前新監督を迎えた新たな戦いがスタートします。ユース日本一の若い力にも期待です。■⑥今年の北海道は女子ゴルフで熱く盛り上がりそうです。道内開催はmeijiカップを始め、秋には女子プロ選手権のメジャー大会を含む3週連続でトーナメントが開催されます。■⑦ゴルフだけでなく、北海道を舞台にした国際大会にも注目です。スキージャンプのワールドカップ、毎年行われている男子に加え、今年は女子も初開催です。バレーボールのワールドグランプリも札幌で開催されます。■⑧在北海道の注目アスリートといえば陸上の福島千里選手。国内無敵の福島選手がより高いレベルを求めて新たな挑戦をスタートさせます。全容は次第に明らかになっていくでしょう。■そして、番外編とさせてもらいましたが、北海道マラソン。昨年、午前スタート、参加規模1万人超の市民化となりましたが、今年、更に進化、市民に門戸を広げるだけでなく、日本を代表するランナーと一緒に走りたいという願いにも応えトップアスリートの参戦も期待されます。

ソチSochi2012/12/09 02:08

今週は(も)いろいろなことがありました。一番は中山雅史選手の会見(4日)「今季限りで一線を退く」と引退を表明しました。会見の最後にマイクを置いて、立ち上がり肉声で挨拶した姿。炎のストライカーの最高のゴールでした。「へたくそな自分を応援してくれてありがとうございます。情熱はなくしません」と。冒頭の挨拶、そして、ここでも深々と頭を下げました。「魂の男」中山雅史を決して忘れません。■翌日、5日は高梨沙羅選手ら女子ジャンプの全日本メンバーがロシアのソチへ向かいました。北海道関係5選手は新千歳から、山田選手が成田で合流し、ロシアで一泊後、6日にソチ入りしました。工事が終わっておらず、雪もノーマルヒルのジャンプ台、アプローチのシュプールとランディングバーンにしかない状態のようです。ソチで行われた初めてのワールドカップ(W杯)となった8日のW杯女子個人第2戦で高梨沙羅選手は2本とも飛距離で最長をマークしました。着地姿勢などが採点要素となる飛型点で優勝は去年の総合チャンピオンで第1戦2位のサラ・ヘンドリクソン(アメリカ)に譲りましたが、2戦連続の表彰台。五輪の舞台での最長不倒、素晴らしいです。1回目のジャンプはヒルサイズと同じ、106メートル。新しいジャンプ台の「バッケンレコード」です。同日、夜に行われた男子の最長もヒルサイズには行っていません(もちろん助走の長さは男子の方が短いのですが・・・)。■9日のソチ第2戦(W杯女子個人第3戦)にも大いに期待が高まります。この日の試合で106メートルを塗り替える人がいなければ、ソチ五輪のジャンプ台の最長不倒記録、バッケンレコードは高梨沙羅選手が保持して本番を迎えることになります。■雪不足で雪をかき集めて整備した今回の大会、おそらく、飛びすぎないようなゲート設定(助走の長さ)で行ったのだと思います。優勝者が103メートル前後の想定とか。高梨選手は想定より、2、3メートルも遠くに飛んでしまったのです。サスガです!!。飛型点がのびなかったのは転倒を避け両足を揃えた着地になってしまったためです。どんなに飛んでも「テレマーク(減点されない着地姿勢)を入れる」という目標が達成できなかったのは残念ですが、飛び過ぎもある状況で怯まず、もっとも遠くへ飛んでみせたのですから感服します。■この大会では第1戦に続き伊藤有希選手、渡瀬あゆみ選手。そして、山田優梨菜選手ももポイントを獲得しました。男子も清水礼留飛選手が10位となったのを始め、葛西紀明、竹内択、渡瀬雄太の各選手がポイントを獲得しています。■さて、9日には日本ハムがドラフトで1位に指名した大谷翔平投手(花巻東高)の決断が明らかになります。スポーツはいつも心を熱くしてくれます。大谷投手もそんな選手のひとりとして、今後が更に楽しみです。どんな答えであっても、応援していきたいですね。【補足&訂正2012.12.11】男子の予選でチェコのH.ハラホフが108メートルを飛んでいました。この台で最も飛んだ公式記録はこちらになるので、正確にはバッケンレコードとは言わないのかもしれません。女子のワールドカップ・ヒルレコードでしょうか・・・。ゴメンナサイ。

ソチへ!2012/11/25 15:22

きのう(24日)は北海道のスポーツ関係者にはうれしく、忙しい日でした。■プロ野球の北海道日本ハムファイターズのリーグ優勝パレードが札幌のメインストリート、札幌駅前通りを中央区北4条から南3条までの約1.3キロで行われました。沿道には10万人を超えるファンが詰めかけました。■海外ではまずはニュージーランドで行われているカーリングのパシフィックアジア選手権(PACC:Pacific-Asia Curling Championship 2012)で日本代表(女子代表は中部電力)が韓国に連勝し、世界選手権出場権を獲得しました。スキップの藤澤五月は北見出身。決勝で中国に敗れPA選手権の優勝は逃しましたが、昨年の惨敗、今大会1回戦でのつまづきを取り返しての出場権獲得。素晴らしい。■男子の日本代表はSC軽井沢クラブで、ベストオブ3(2戦先勝方式)の韓国との決勝進出決定戦を、こちらも0勝1敗の状況から2連勝で世界選手権出場権をつかみ取った。■夕方、札幌ドームで行われたJリーグのコンサドーレ札幌対横浜Fマリノスのゲームには、45歳、中山雅史がピッチに立ちました。■スキージャンプのワールドカップでは前日の男女混合団体(伊藤有希、渡瀬雄太、高梨沙羅、竹内択)2位に続いて、女子個人開幕戦で高梨沙羅が優勝を果たしました。■ワールドカップ組以外のメンバーではありますが、札幌ではスピードスケート、釧路では女子のアイスホッケーの試合も行われています。ソチへ、あと1年、アスリートたちの熱い日々は続きます。

伊東大貴がプロのマウンドに2012/05/27 18:52

26日は午前中、東区のモエレ沼公園にホクレンのランニング教室を見に、午後は札幌ドームに北海道日本ハム対中日の観戦に行きました。■「みんなで走ろう! in モエレ沼公園」ではホクレン女子陸上部のメンバーも加わったリレーがありました。マラソンの赤羽有紀子選手は「赤」チーム。チーム分けは名前にちなんだものなのかどうかは定かではありません。優勝していました。その後のお弁当タイムでは参加者持参のお弁当の栄養解説などがありました。滝田監督のお話も楽しかったですね。■26日のプロ野球、中日戦の始球式はスキージャンプの伊東大貴選手(雪印メグミルク)でした。ストライク投球の始球式は初めて見ました。こどもの頃は野球少年だった伊東選手。今回の始球式に備え、チームの宮崎合宿では、練習終了後、後輩にキャッチボールにつきあってもらうなど10数年ぶりに野球を再開。始球式の大役も「大丈夫かな」という感触を得ていたそうですが、マウンドに立つと景色もまったく違って、こう投げようと考えていたことも全て真っ白になったのだとか。「ジャンプより真剣にやりまた」とストライク投球の心境を明かし、「ファイターズは野球で北海道を元気にしてくれている、北海道出身者が多いジャンプ陣も元気にできるように頑張っていきたい」と話していたそうです。

稲葉さん、凄いですよね2012/05/17 01:56

2010年3月22日、高木美帆選手は札幌ドームにいた。バンクーバーオリンピックに当時、中学生で出場し、明るい話題を提供、五輪後の海外遠征を終えて帰国した高木選手は、北海道日本ハムの試合に始球式ならぬ「ハーフタイムピッチ(5回終了時のイベント)」に登場したのだった。■日本ハムの試合前練習のときだった。稲葉篤紀選手が、練習を見ている高木選手に気づき声をかけた。「オリンピックは緊張したでしょう?」稲葉選手は2008年、日の丸をつけて北京オリンピックに出場している。そのときのことを話しかけ、大人たちにかこまれ、五輪のときとはまた違う空気の中にいる高木選手を和ませた。■先月、高木美帆選手の公開練習があった。4月28日の午前中だから、稲葉選手が2000本安打を達成する数時間前になる。2年前のことを思い出し、高木選手に「札幌ドームで声をかけられたよね」と偉業達成目前の稲葉選手について聞いてみたのだった。すると高木選手は毎日、新聞で稲葉選手の記事を読み、すごいなぁと感心していると話してくれた。■本当に凄い。その後、稲葉選手は通算250本塁打も達成。400二塁打にもあと1と迫る活躍、記録以上に勝利へのムード作りでもチームを牽引している。さてさて、「凄い!稲葉さん」。交流戦も楽しみです。(ナゴヤドームで陸上短距離の市川華菜選手が始球式との話題とも関連して。今年はオリンピックイヤー、野球はオリンピック競技ではなくなりましたが、暑い夏、楽しみです)

元気を発信したい2011/10/10 13:10

おいでませ!山口国体の会場でこころに止まったことを何題か。■福島の渡辺真弓選手(東邦銀行)が予選から気持ちのこもった走りを見せた。「『ふくしま』と書かれたユニフォームで走る意味を感じている。いろいろな方に励ましをいただいている感謝はもちろん、何より福島から元気を発信したいという思いがある」。左腕にはオレンジ色の「がんばろう!ふくしま」のリストバンドも。静かな語り口のひとことひとことからぐっと気持ちが伝わる。■渡辺選手は新潟県の日本文理高校から福島大学に進学。卒業後、ナチュリル、そして、今年4月に発足した東邦銀行と「福島県」を活動拠点としてきた。日本選手権の女子100mでは2009年2位、2010年3位と表彰台に立っている。2007年の世界選手権代表、今年5月に更新されるまでの400mリレーの日本記録43秒58では3走をつとめた(08年5月、国際グランプリ大阪)。■今大会は予選は組トップでスタート(タイムは12秒03)、準決勝は11秒77で岡部奈緒選手(千葉)と競り組2着だったが、決勝は11秒61で福島千里選手(北海道)、高橋萌木子選手(埼玉)に続く3位に入った。

宮城県で女子プロゴルフトーナメント2011/09/23 01:52

震災直後、まさか開催できるとは思っていませんでした。23日からLPGA日本女子プロゴルフトーナメントのミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンが宮城県利府で行われます。ご存知の方も多いと思いますが、東北高校、仙台育英高校それに東北福祉大学の卒業生はじめ、いわきなど宮城県や福島県と特別な関係にあるゴルファーは多いのです。大会の成功を祈ります。