高校総体男子5千M ― 2012/09/01 14:03
1ヶ月前の8月1日、新潟で行なわれた全国高校総合体育大会(インターハイ)の陸上男子5000メートル。優勝は13分46秒30でカレミ・ズク(豊川)、2位がジェームズ・ドゥング(札幌山の手)、そして3位には平和真(豊川工業)が13分55秒64で入った。ロンドンへ出発する前日の試合だったが、後日、映像を見た。■平選手、良いですね。ふるさとの若きランナーの活躍、嬉しいです。渡辺監督は豊橋埠頭で行なわれた愛知高校駅伝の1区で一緒に走った経験があります。中京、名電、岡崎城西といった強豪校の選手はともかく、豊「橋」工業を除く東三河の選手には負けないと思っていたのですが・・・。新城(しんしろ)の1区って誰?と置いていかれながら思った記憶が・・・。遠い昔のことですから、記憶違いかもしれませんが、ふと、思い出します。■今は尾張・名古屋地区より東三(とうさん)地区が全国の高校長距離界をリードしているのですね。とよこう(豊橋工、豊川工業)、かわこう(豊川工、豊川高)と狭い地域でも略した呼び方が混在していましたが、今はどうなんでしょう・・・。【追記】新城東(しんしろひがし)も「しんとう」と呼ばれていました。
名物選手不在のワケ ― 2012/09/01 14:44
8月26日に行なわれた北海道マラソン。毎年のように出場している選手の姿がありませんでした。1998年から去年まで12回完走している中田崇志さんです。毎回、5キロ通過でトップ集団にいるほか、レースの中盤以降は女子の先頭と争う姿を見ることも多い選手です。2002年に堀江知佳選手が当時の大会記録で優勝した年にはガードランナーのように並走する姿が印象的でした。■中田さんは自身が選手であると同時に、ガイドランナーとしての顔を持っています。ガイドランナーは視覚障害を持つランナーの伴走者です。■8月29日(ロンドン時間)、パラリンピックが開幕しました。今年の北海道マラソンに中田選手が出場しなかったのはロンドンに向かっていたからです。ロンドンのT12及びT11のマラソンには日本から、岡村正広、高橋勇市、和田伸也の3選手が出場します。選手たちとともにロンドンを走るガイドランナーの中には大崎栄さん、早田俊幸さん、志田淳さんの名前もあります。そしてコーチには安田享平さん。ロンドンの複雑なコース、健闘を祈ります。マラソンは9月9日です。
高校時代 ― 2012/09/02 03:01
記憶が曖昧なのですが、青春のインパクトのせいでしょうか、高校時代の愛知、東海地区は熱かったような感じがします。■県大会の1500m、5000mは有田さん(名電)、清田さん(中京)、船井さん(豊橋工)それに赤堀さん(岡崎城西)といった方々が優勝を争っていたのだと思います。有田さんは順大へ、清田さんは関東の大学へは進まず地元の中京大へ、船井さんは高校を出ると実業団の東洋ベアリング(今のNTN)に進みました。赤堀さんは箱根駅伝の名場面で必ずといっていいほど出てくる雪の箱根6区を駆け下りるあの早稲田のランナーです。当初は競走部ではなく早大同好会、そこから認められて箱根抜擢だったのではなかったでしょうか。■その箱根で早稲田を追った順大の羽柴さんも東海地区、岐阜の出身。ただ、高校駅伝は全国制覇をする中京商業があったので、出場していなかったように思います。米重さんが在学していた時代です。それでも東海大会の1区は羽柴さんが区間賞だったのではないでしょうか。たしか記念大会で東海地区から1校出られる枠があった年だったと思います。1区区間賞はとりましたが、記念枠は愛知の中京がとったのだと記憶しています。■愛知の中京、名電は兵庫の西脇工業、報徳とまではいかないまでも、どちらも全国級のチームなのに全国大会に出場できるのは1県1チームのため、県大会は熾烈な争いでした。今でこそ、愛知は豊川工業が当たり前のようですが、当時は中京、名電の争いでした。両校のエースは地元の駅伝ファンの憧れでした。清田さんは「まむし」とあだ名される粘り、有田さんは長身、洗練されたスピードタイプのランナーで切れ味鋭いスパートで「マムシ」の粘りさえ断ち切る感じでした。東三河勢は豊橋工業が打倒、名電、中京に燃えていましたが、その牙城を崩すのは困難でした。■中京商業が都大路で初優勝したときのアンカー、木村和彦さんは、愛知県豊川市の出身で、陸上雑誌の表紙を飾りました。隣の中学で走っていた私はザワッとした思い出があります。■少し時代が遡りますが、瀬古さんは三重県の出身。私の時代は四日市工業と並んで三重高校も活躍していました。名張桔梗が丘に服部という強い選手もいました。静岡は浜松商業に強い選手がいまいした。古田選手の登場するずっと前です。■そして、女子では1、2年あとになりますが、愛知淑徳高校に妻鹿久美子という選手がいて、超人気でした。あの時代に既にアイドルアスリート的な存在でした。
きっとハマります! ― 2012/09/08 03:19
19万都市札幌に1年を通じて利用可能なカーリング場が出来上がった。15日のオープンを前に7日、内覧会があった。公共施設で通年型カーリング場は日本初。今後、北見市常呂や軽井沢にもできるカーリング場とも連携をとって試合や合宿地として強化の拠点とするほか、市民の利用は勿論、体験型の観光資源としての活用も期待されている。■北海道銀行がネーミングライツ(命名権)を取得し「どうぎんカーリングスタジアム」と名付けられたカーリング場は国際基準を満たす5つのシートをもち、午前10時から午後9時まで利用可(要事前申し込み)。1シート1時間1500円(学生は半額の750円)、4対4(8人)の対戦で2時間借りれば、1人当たり375円。用具も貸してもらえる。元チーム青森でトリノ五輪に出場した寺田桜子さん、長野五輪代表の佐藤浩さんらの指導を受けることも可能。■旧姓、小野寺、林の小笠原歩、船山弓枝各選手らも練習拠点にするほか、代表選考会や国内トップレベルの大会も予定されている。体験の前に見学にいってみるのもいいかもしれない。地下鉄東豊線「月寒中央駅」から徒歩5分ほど。札幌市豊平区月寒東1条9丁目。■小笠原歩選手は「きっとハマります、足を運んでほしい」と新カーリング場のオープンに言葉を弾ませていた。船山弓枝選手は「いい環境でいい練習ができそう、ここから世界を目指します」そして「みなさんのカーリングスタジムです」と多くの人の利用を呼びかけた。■5日に北海道のカーリングオブザイヤーを受賞した敦賀信人選手は「常呂はカーリングが盛んだが仕事や進学でふるさとを離れ、カーリングを止めてしまう人もいる、大都市札幌にカーリング専用施設ができるのはそうした人がカーリングを続けることもできるし、よろこばしい」「カーリングをやっていて難しいのは氷の感覚を取り戻すこと。通年型施設ができると競技の上でもメリットが大きい」と話していた。
高木美帆!決意の秋 ― 2012/09/09 02:01
中学3年でバンクーバー五輪(2010年、カナダ)に出場したスピードスケートの高木美帆選手(帯広南商業高3年)が高校卒業後の進路希望を決めた。大学進学を目指し日本体育大学の推薦入試を受けるという。高校生の就職試験解禁日が近づき、問い合わせも多かったようだが、帯広南商高の東出教諭は「ありがたいことに(実業団、大学など)複数のお誘いを頂いたが、本人、家族が話し合って結論を出した」とのこと。「希望は決まったが受検はこれからでまだ合格したわけではない、引き続き暖かく見守って欲しい」とも。■8日、同校で会見に応じた高木選手は「いろいろ考えて何が一番いいかを考えた。何が正解なのかは分からないが、もっともっと成長していきたい」「大学に進学したら体の仕組みや栄養などを勉強して、スケートに生かしていきたい」「十勝は気候なども好き。(進路希望が叶えば)ふるさとを離れることになるが、環境に順応したり、気候の違う土地で生活したりすることも必要だと思う」。実業団入りは?の問いにはスケートに専念できるよう奨めてくれる人もいて、もちろん良い環境でスケートができることについても考えたが、自己の性格などを省みて限定せずに、いろいろなところから刺激をうけてやっていく方が良いタイプとも思っているようだ。また学生スポーツ界の活性化をリードできる存在になりたいとも。「違う競技の人たちからも学ぶことが多い。高い競技レベルの人たちが集まっている場所で勉学も疎かにせず、多くのことを吸収したい」とも話した。■ソチプレシーズンが間もなく開幕する。「選ばれると決まった訳ではないが代表を勝ち取れるよう。そして、バンクーバーは出場しただけに終わってしまったが、ソチはきっちりと成績を残せる大会にしたい」「2年前から取り組むフォーム改良を進め、シーズンを通じて戦える強靭さを身につけたい」と話す高木。高校最後のシーズンに更なる成長を目指す。■この日、届いたばかりのジュニア世界記録の認定証もお披露目された。
カーリングフェスinSAPPORO ― 2012/09/13 18:31

札幌に本格的なカーリング場がオープンする。公共施設としては国内初の通年型のスタジアム。5つのシートは国際基準を満たし、早速、来月には世界選手権、オリンピックへと繋がるパシフィック選手の日本代表選考会が予定されている。■カーリングフェスinSAPPOROと題された開場記念イベントには小笠原歩、船山弓枝、本橋麻里、吉村紗也香ら人気カーラーが集結する。15日、16日のオープンセレモニーイベントは入場無料だが観覧申し込みが必要で、既に定員に達している。観覧できない方はイベントの様子を17日午前9時55分から北海道文化放送でダイジェスト放送する。■競技だけでなく、市民や観光客にカーリングを楽しんでもらいたいというのもカーリング場建設の狙いの1つ。ぜひ、札幌でカーリングを楽しんでもらいたい。
女子アナカーリングチーム ― 2012/09/17 03:08
日本初、通年型カーリング専用公共施設「どうぎんカーリングスタジアム」(札幌市豊平区)がオープンした。15日には開場式典、記念イベントが開かれた。カーリングの「熱」に触発され北海道文化放送(UHB)の女性アナウンサーもチームを結成、半年間、必死のトレーニングを積んだ。■開場記念のイベントがデビューの場となった。「やるからには『オリンピック』を目指す」と高い志を持ってはいるが果たして・・・。デビュー戦の相手は小6&中1の男の子4人組。1エンド限りの1発勝負に「有利な」後攻のハンデを貰ってゲームが始まった。■威勢のいい掛け声とは裏腹にやはり試合は勝手が違うのか、女子アナチームは大苦戦。ハウスになんとか止まった石は僅かに1つ。それも真上からみてやっと確認できるという数ミリ単位のギリギリセーフ。セカンドの中野アナは相手ガードの2つの石をハウスの中に入れて止める離れ業(!?)、ダブルテークアウトならぬ「ダブルテーク・イン!」。しかも自分の石は横に弾けてハウスの外。その時点で4対0の大ピンチに・・・
8エンダーのピンチ ― 2012/09/17 03:25
UHB女子アナウンサーで結成したカーリングチーム「みちゅバチっ娘」デビュー戦は小学6年&中学1年男子チーム。セカンドが終わって暫定的に4対0のビハインド。■サードに入っても中学1年の鎌田くんが、TEE(中心)のすぐそばに止めるスーパーショット!この時点でハウスの中に石は6つ。その内、アナウンサーチームの石は中心から最も遠い1つだけ。暫定的に5対0の状態となった。■単なる5対0ではない。それまでに子どもたちが投じた6つの石は全て生きている。ハウス外の1つも手前にあるから、残り2投(アナウンサーチーム3投)で外からハウス内に入れば「8対0」、いわゆるエイトエンダー(Eight Ender)の可能性さえ残していた。それをどれほどの人が気づいていたか・・・。この窮地にサード、栗山アナが2投目を迎えた。
ミラクルショット ― 2012/09/17 03:28
UHB女子アナカーリングチームは暫定的に5対0の大幅ビハインド。しかも相手に8エンダーの可能性も残している。この窮地に登場したのが、サード栗山アナ。その2投目にスーパーショットが生まれる。■ハウスの手前にある石の間を縫って中心へと近付く。鎌田くんが置いたナンバーワンストーンに当たり、少し押して止まる。最も内側に入った!。相手2つ。自チームもスキップの2つ、合わせて4つの石を残しているのだが、もう優勝したかのような大喜び。■一気に形勢が逆転した。が、同じライン、同じウエートで投げれば、ナンバーワンは再び子どもたちのチームに。しかもヒットアンドステイ、またはヒットアンドロールならば、7対0の状況にもなりうる。まだまだピンチ脱出とはいかないのだ・・・
更なる奇跡 ― 2012/09/17 03:33
カーリング、女子アナvs小中学生男子。サード2投目でナンバーワンに置いた女子アナチーム。しかし、まだ相手の攻撃しだいではすぐに7対0に再逆転される。■強気に攻めた小学6年生、戎君。少しオーバーウエート気味にいった。ハウス手前の石を潜り抜けたが、女子アナチームの石に触れることなく、無情にもまっすぐバックラインを通り過ぎた。この時点で8エンダーはなくなったが、まだ、相手2回、そして、自身最後の石にチャンスは残されている。1度、投げたのでラインとウエートの感覚もインプットされたはずだ。■しかし、再びミラクルが起きる。女子アナチームのスキップは榊アナ。ナンバー1の石と少し離して、反対側にナンバー2の石を置く作戦をとった。ところが、投じたショットはかなり弱い。ハウスの手前で失速し、止まった。完全なミスショットなのだが、ラインを見ていた男の子チームの戎君。頭を抱えてのけぞった。他の男子3人も肩を落とす。何とハウスの中央に向かうルートを塞いでしまったのだ。
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